金融・証券用語解説 [AT1債]

金融・証券用語解説
[AT1債]

AT1債  (えーてぃーわんさい

カテゴリ :  債券・金利

「Additional Tier 1」債の略称で、発行する金融機関が破綻した際、投資家にお金が戻ってくる「弁済順位」が一般の債券よりも低い証券の一種。
2008年の金融危機後に導入され、金融機関の自己資本比率が低下した場合や監督当局の決定などにより、強制的に元本が削減されたり、株式に転換されたりするため、資本を増強し負債を減らす役割を果たすとされました。利回りが高く設定され、長く続いた低金利下で主に欧州勢が発行しています。

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情報提供:株式会社時事通信社

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