ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.24(2018年11月16日)さくらももこさんと「ちびまる子ちゃん」

去る8月15日、「ちびまる子ちゃん」で有名なさくらももこさんが、53歳という若さで乳ガンのため亡くなられました。このコラムでは、何度となく「人生100年時代」という話をしていますが、今回はさくらさんの訃報に触れて、私が認識を新たにしたこと等を紹介します。

まず、「人生100年時代」とは、日本人の寿命が年々伸びていることが背景ですが、一方で、さくらさんのように若くして亡くなられる方もいらっしゃる、ということです。当たり前と言えばそうですが、「長生きリスクの“リスク”とは何か?」を改めて考えると、「思った以上に長生きする」というだけではなく、「寿命の幅が広がっている」、つまり、「長生きの不確実性が増している」ということではないか、と思い至りました。想定外かつ不確実だからこそ、ライフプランというものが、親世代よりも難しいものになっている、と言えるのかも知れません。

次に、さくらさんが「ガン」で亡くなられた、ということに関してです。以前、このコラムでも、ガンへの備えとしての「保険」や「貯蓄」の話を紹介しましたが※1、それらはあくまでも、ガンのリスクを回避する最後の手段と言えます。そして、ガンへの備えとしては、その前に「ガンのリスクを軽減する」、つまり、「ガンにならないように生活習慣等を改める」ことが、我々現役世代がまず取り組むべき「いま、できる、こと」になるはずです。そんな思いから、色々と調べてみたところ、「がんを防ぐための新12か条」なるものを見つけましたのでご紹介します。ご参考まで。

がんを防ぐための新12か条※2

がんを防ぐための新12か条

最後に、早世した有名人はたくさんいるのですが、「なぜ、さくらさん?」という点です。これはたまたまなのですが、さくらさんの訃報後、静岡の清水港にある「ちびまる子ちゃんランド」に立ち寄る機会があったからです。入口の記帳台は長蛇の列でしたが、その時、フト、自分が小学生の頃の記憶が蘇りました。幼心に「漫画の主人公は死なないから羨ましい」と思っていたことです。まるちゃんは永遠の小学3年生ですからね(TVCMでは大人のまるちゃんもいるようですが…)。その話を妻にしたところ、「私はゴルゴ13のデューク東郷に早く死んでもらいたい。でないと我が家が漫画だらけになるから」と切り返されました。。。

大和証券 確定拠出年金ビジネス部
2018/9/7作成

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