「72の法則」のこと、英語では「Rule of 72」って言うみたいですね。この「Rule of 72」、アメリカではどんなふうに説明されているのか、ちょっと調べてみました。
Compound Interest THE RULE OF 72※
INTEREST RATEは「金利」、YEARS TO DOUBLEは「2倍になる年数」ということ。また、タイトルにCompound Interestとありますから、この計算式で使用する金利は、単利ではなく複利、つまり、利子にも利子がつくことが前提になっています。「72の法則」でも、「Rule of 72」でも、計算式の説明は同じですね。
一方、「Rule of 72」の説明で、日本ではあまり見かけなかったのが下の表。「72の法則」でも、複利の力(=The Power of Compounding Interest)をグラフで示すことはよくあります。でも、「なるほどなぁ~」と思ったのは、表の中のコメントです。日本語にしてみると、「歴史的な低金利の時代にあっては、投資を早くはじめることが何よりも大切」、こんな感じです。「Rule of 72」を使って、1万ドルが何年後に2倍になるのか、そして、金利が1.5%だと48年経たないと2倍にならないことも示されているので、「納得感があるメッセージだなぁ~」って思いました。当然、次は具体的な行動、つまり、投資をはじめることに繋がるのでしょう。
The Power of Compounding Interest※
「金融リテラシー」とは、普通の人が日常生活を送るうえで必要とされるお金の知識と判断力のこと。アメリカの「Rule of 72」は、知識としての計算式だけでなく、それを活用して「投資を早くはじめる」という判断も後押しする、そんな説明になっていました。そして、「金融リテラシー」としての「Rule of 72」は、まさに20代が学ぶべきこと(Takeaways)だと思います。ご参考まで。
大和証券
2022/2/4作成
商号等:大和証券株式会社 金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第108号
確定拠出年金運営管理機関登録票 確定拠出年金運営管理業
登録番号769 大和証券株式会社
©Daiwa Securities Co.Ltd.