ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.237(2023年1月20日)センテナリアン(百寿者)から学ぶ、元気な長寿の秘訣

9月15日は「老人の日」。今年度中に百歳に到達し、又は到達する見込みの方で「老人の日」にご存命の方には、内閣総理大臣からお祝い状と記念品が贈呈されます。

厚生労働省が公表した百歳プレスリリースによると、今回の対象者数は45,141人。この方々を含め、百歳以上の方をセンテナリアン(centenarian、日本語では「百寿者」)と呼びますが、日本での総数は90,526人。センテナリアンの数は、昭和38年(1963年)には全国で153人、その後も毎年右肩上がりで増えているのです。凄いですね!

センテナリアンの年次推移

センテナリアンの年次推移

センテナリアンとは、まさに「人生100年」を体現されている方々ですが、そのうち女性は80,161人、全体の約89%を占めています。やはり「女性は強し!」ということでしょう。でも逆に、そんな強者ぞろいの女性に混じって、センテナリアンとなった男性の生き方にこそ、元気な長寿の秘訣があるのかもしれません。今年の百歳プレスリリース、「地域で話題の高齢者」で紹介されていた男性の様子を探ってみました。

「よく食べて、よく運動して、よく寝ること」、そんなよくある長寿の秘訣も目にしましたが、一番特徴的だったのは、手先を動かしている男性が多いこと。例えば、「103歳で漢字検定2級合格」、「毎日の散歩でゴミ拾いと雑草取り」、「今でも自宅や隣人宅の庭木を剪定」、「四半的弓道(ミニ弓道)で毎週道場通い」、「昨年は100歳を記念した美術の個展を開催」、「現在はパソコンを使い絵画等からぬり絵の原版を作製」、「現在も畑仕事を行っている」、「趣味は畑仕事」、「自分で作った野菜を使って料理」等々です。

あと、音楽を嗜まれる方も目につきましたね。「趣味は尺八と三味線」、「特技はハーモニカと詩吟」といった感じです。中には、「老人クラブ会報に毎回記事を直筆で寄稿、『百歳音頭』を作詞し、今年、『百歳音頭』の合唱を披露」と、手先も動かすし、音楽も嗜まれる、そんなスーパーな男性もいました。たぶんこんな方が本当の意味でのスーパーセンテナリアン(110歳以上の長寿者)になるんでしょうね。ご参考まで。

  • ※ 厚生労働省プレスリリース 「百歳高齢者表彰の対象者は45,141人」(令和4年9月16日)

大和証券
2022/9/30作成

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