ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.320(2024年8月23日)セミナーFAQ/積立投資、不安になったときの処方箋

50代、60代向けのライフプランセミナーでの質問です。

「円安の今後の動向と資産運用について」

「日米株価は高い水準にあるのでは?下落のリスクと今後の株式投資はどうなのか」

最近多いのは、積立投資を始めて、今は儲かっているけど、このまま続けるべきかどうか不安だと、そんなご相談ですね。ご質問をそんなご相談に見立てた、私からのアドバイスが「積立投資、不安になったときの処方箋」。ご一読下さい。

まずは歴史の教訓。例えば、先進国株式を例にとれば、過去の歴史は、暴落しても底値をつけ、回復して必ず上昇しているのです。つまり、歴史の教訓は、長期的な楽観は短期的な悲観を上回る、そういうことだと思います。

ある先進国株式ファンドの設定来の基準価額

ある先進国株式ファンドの設定来の基準価額

ところで、なぜ、この長期的な楽観が繰り返されることになるのか?単純化した話しではありますが、これからも世界の人口は増え、世界の経済規模は拡大が予想されています。であれば、これからも先進国株式は上昇していく、そんなイメージを持って頂けるのではないでしょうか。

そして、もう1点、以下は先進国株式ファンドの組入上位10銘柄、約20年前との比較をご確認下さい。

ある先進国株式ファンドの組入上位10銘柄の比較

ある先進国株式ファンドの組入上位10銘柄の比較

ここで理解頂きたいのは、先進国株式ファンドは定期的に銘柄を入替え、言わば、先進国企業のオールスターチームに投資を続けている、という事実。つまり、長期的な楽観は、このような仕組みが背景にあるのです。であれば、一時的に価格が下落、低迷しても、その後、いずれかのタイミングで回復する、そんな確からしさを感じて頂ければと思います。

  • ※出所:ある先進国株式インデックスファンドの交付目論見書

大和証券
2024/1/5作成

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