1.ロスカット・ルールについて
- ・ロスカット・ルールとは、有効比率(有効証拠金÷建玉必要証拠金)が、お客さまが選択されているロスカット基準を割り込んだ場合、全ての未決済建玉を自動的に反対売買するルールです。
- ・プレアラート、アラート、ロスカットの判定は、プレオープン時間帯および付合せ時間帯に行われます。プレオープン時間帯にロスカットの判定が行われた場合、ロスカットの約定は、付合せ時間開始以降に行われます。
- ・ロスカットの判定が行われた場合、ロスカットの約定前に証拠金の振替入金を行って有効比率を改善しても、ロスカットは回避できません。
- ・有効比率が、お客さまが選択されているロスカット基準を割り込んだ時点で未約定の新規注文が存在する場合、全建玉の反対売買を行う前に、全ての新規注文の取消が行われます。
- ・その後、自動的にその時点の全建玉に対する決済注文が執行されます。このときの決済注文は、成行注文として執行され、通常の注文と同様に手数料がかかります。
- ・ロスカット対象の建玉に対して決済注文が発注されていてそれが未約定である場合、その注文は自動的に取消され、ロスカット注文が発注されます。
- ・ロスカットにより執行される注文の注文手法は「ロスカット注文」として取扱われます。「注文照会」画面の「注文手法」欄に「ロスカット」と表示されます。
- ・毎週、東京金融取引所の証拠金基準額が変更されるため、結果として有効比率がロスカット基準を割り込み、ロスカットされる可能性があります。なお翌週以降の有効比率はHome画面、または「口座情報」≫「証拠金状況」で確認できます。
- ・ロスカット・ルールは、ロスカット時点での提示レートでの取引を保証するものではありません。相場が急変した場合などは、証拠金がロスカット基準額(建玉必要証拠金額×ロスカット率)を大きく割り込む可能性や、マイナスとなる可能性があります。
ロスカットの例
(プレアラート基準が140%、アラート基準が110%、ロスカット基準が80%の場合)
- ※有効比率のチェックは、アラート基準を下回るまでは約10分ごと、アラート基準を下回ってからは約1分ごとに行われます(ただし、レバレッジコースを25倍、ロスカット基準を50%または60%を選択している場合は、有効比率が100%を下回るまでは約10分ごと、100%を下回ってからは約1分ごととなります)。そのため、必ず、プレアラート基準、アラート基準を下回った時点で(下回った直後に)メールが配信されるとは限りません。
- ※相場の急激な変動時には、お客さまがアラートメールを受信する前に、ロスカットが執行される場合もあります。
- ※有効比率のチェック時にロスカット基準を1回でも下回った場合、ロスカットが執行されます。
- ※プレアラート、アラート、ロスカットになった場合、メールでのお知らせのほかに、ダイワ365FXお取引画面の「大和証券からのお知らせ」にも表示します。
- ※また、相場の急激な変動時などは、場合によってロスカット判定からロスカットの執行までに、時間を要する場合があります。その結果、ロスカットが遅れ、お預かりした証拠金額以上の損失が発生する場合もあります。
2.ロスカットとならないために
有効比率は次の式で計算されるため、有効証拠金を増やす、もしくは建玉必要証拠金を減らすことで有効率を上昇させることができます。
具体的には、以下の方法があります。
3.証拠金不足および強制決済について
イメージ図
例:祝日に証拠金不足が発生した場合
祝日においては、入金の確認および強制決済は行われません。よって、上図のように祝日に証拠金不足が発生した場合、入金期限は翌営業日の27時となります。また、入金が必要な金額は、祝日の取引終了時に確定した不足額です。
ご注意点
- 1.証拠金不足発生日において、取引時間中の相場変動により有効証拠金額が回復した場合や、お客さま自身が建玉の一部または全決済を行った場合、またはロスカットされた場合でも、不足金額以上を入金しなければ、証拠金不足は解消されません。
- 2.証拠金不足が解消されなければ、証拠金不足発生日に新たに建てた建玉も含め、全ての建玉が強制決済の対象となります。
- 3.強制決済が執行されると、登録されているメールアドレスに、「強制決済通知メール」が配信されます。また、ダイワ365FXお取引画面の「大和証券からのお知らせ」にも掲示されます。なお、証拠金不足の発生後に、お客さま自身が建玉を全て決済したために強制決済執行時に建玉がなかった場合でも、「強制決済通知メール」が配信され、ダイワ365FXお取引画面の「大和証券からのお知らせ」にも掲示されます。
- 4.証拠金不足が発生した後にレバレッジコース変更をしても、証拠金不足額は変わりません。
- 5.クリスマス(12/25)は、レートの配信終了が15:00となるため、強制決済もレートが配信されている時間内に前倒して実施されます。