連続注文は、現物株式の買付注文または信用取引の新規建(買建・売建)注文が全て約定した場合に、その株式の反対売買を自動で発注する方法です。
連続注文において、現物株式の買付注文または信用取引の新規建(買建・売建)注文を「一次注文」、その反対売買注文を「二次注文」と呼びます。
連続注文は、一次注文と二次注文で、同一銘柄、同一市場、同一数量、同一有効期間のみを受付するセット注文です。
売付注文・返済注文のタイミングを逃しません。利益確定をする値段をあらかじめ決めておくことができます。
さらに、二次注文をデュアル指値注文とすることで、利益確定注文と損切注文を同時に出しておくこともできます。
日中、相場を見続けることが難しい方に適しています。
Aさんは、現在200円のB社株を指値190円で購入することを決めました。
ある程度の利益が見込まれた場合すぐに売りたいので、連続注文を選択し、期間指定注文で二次注文の売付予約を指値240円で指定しました。
注文後に外出しましたが、帰宅後に確認すると、買い注文(一次注文)と売り注文(二次注文)がともに約定し、利益を確定できていました。
現物株式の買付、または信用取引の新規建注文を入力した後、画面の最後にある連続注文の項目で「する」を選択します(初期設定は「しない」です)。
「する」を選択すると、二次注文の予約フォームが表示されるので、注文内容を入力します。
二次注文でも注文条件(指値/成行・逆指値・デュアル指値)を選択することができます。
連続注文に関する注意点は以下の通りです。
買付余力または担保余力は、一次注文の注文単価をもとに計算されます(「成行」が指定された場合は、値幅制限の上限の単価で計算します)。
現物株式の場合、当日の同一銘柄の売却代金を利用した連続注文は、差金決済取引に該当するため受付けられません(別途買付余力がある場合は受付可能です)。
また、売却後に別途同一銘柄の残高があったとしても、連続注文は買付した株式を売却すると解釈されるため連続注文は受付けされません。
別途、入金・他銘柄の売却等を行っていただき、一次注文に必要となる買付概算金額をご用意いただくことで、ご注文が可能となります。
現物株式の場合、一次注文と二次注文が同日に約定すると、差金決済取引防止の観点から、二次注文の売却代金を同一銘柄の別の買付にご利用いただけません。
別途、入金・他銘柄の売却等を行っていただくことで、お取引が可能となります。
一次注文が全部約定することで、二次注文が発注されます。
注文約定照会では、一次注文と二次注文は、別の注文として表示されます。
一次注文が全部約定するまで、二次注文のステータスは注文予約中になります。
注文予約中であっても、二次注文を取消・訂正できます。
一次注文を取消すると、二次注文も自動的に取消されます。
二次注文だけを取消することもできます。
一次注文が未約定の状態で、一次注文・二次注文のいずれかが失効すると、両方の注文が失効します。
期間指定注文の場合、翌営業日への繰越処理において、失効条件に該当していないかチェックを行います(両方の注文に対してチェックを行います)。
一次注文が失効した場合、一部出来であったとしても、二次注文は全数量が失効します。